大島紬意匠部門伝統工芸士原口です。

伝統工芸士とは

12マルキ最高級図案です。※ 伝統工芸品の高度な製作技術・技法を将来に向けて継承するための伝道師です。

国指定の伝統工芸品は全国で約198品目指定されております。そのなかで本場大島紬は第一次指定(昭和50年2月17日)されています。鹿児島には本場大島紬のほかに、第二次指定された川辺仏壇、平成14年には薩摩焼と伝統工芸品が指定されております。伝統工芸士はその各種伝統工芸品の技術を後継者に伝えるために、現在も技術を磨いております。

大島紬の中で生きる伝統工芸士

図案作成の最後の仕事”色指定”本場大島紬の中で認定されている伝統工芸士は男性が153名で女性が55名計208名います。 本場大島紬は、主要工程が手づくりであり、高度の伝統的技術によるものであるため、その習得には長い年月が必要となります。また、生活様式の変化に伴い、伝統的工芸品の需要が低迷していることなどにより後継者の確保育成が難しく、本場大島紬業界にとって大きな課題となっています。

伝統工芸士の活躍の場所

伝統工芸士はその産地を代表する高度な伝統的技術の保持者として、会員相互の技術を公開し、技術・技法の向上に努めるとともに、後継者育成事業の講師や、各種展示会における製作実演者等として産地組合が実施する事業に参加、協力することが求められています。

伝統工芸士になるには

伝統工芸品のマーク産地委員会を通じて受験申請を行い、(財)伝統的工芸品産業振興協会が実施する伝統工芸士試験に合格することが必要です。受験資格として、経済産業大臣指定伝統的工芸品の製造に現在も直接従事し、試験実施年度の4月1日現在12年以上の実務経験年数を有し、原則として産地内に居住していることが条件となっています。
試験は知識試験と実技試験により審査されますが、12月中旬の合格通知後、産地委員会を通じて登録申請を行い伝統工芸士として登録されます。